Kie Akiyama

穐山きえ 公式ウェブサイト

はじめまして、お久しぶりです

3年ぶりに漫画家復帰するにあたり、今度はSNSでのプロモ―ションも頑張ってみようと威勢よく複数のSNSに手を出しました。-…が、いかんせん人間アレルギーで他者との関わりを意図的に遠ざけている生活をしているので、SNSで自我をさらけ出せるほどオープンになれず… どこかひっそりと自分のネガティブな感情や思考を整理して独り言をつぶやく場所が欲しいと思い、自分のHP内にブログを作ってみました。と言いつつこのHPを開設して1年が過ぎてしまったのですが… やりたいこと、言いたいこと、考えていることはたくさんあるのですがいただいた仕事をこなすことで精いっぱいで長らく放置していました。いや、今も毎日精いっぱいですが…「こんなことを世に出してもいいものか」と考えすぎてしまう性格なので、絵も、漫画も、文章も、もっと気楽に作り気楽に発表していくのが今の目標です。どうせ誰も見てないんだから!くらいの気持ちで生きたいものです。

最後に商業漫画の仕事をしたのが2015年、今の連載を始めたのが2019年なので作品の発表は4年ぶりですね。その間3年程は全くペンを持たず生活していました。前回の連載中は実に色んなことが重なってしまい、心身共に追い詰まって「もう漫画は辞めよう」と本気で筆を折っていたのでこうして復帰できていることが未だに信じられません。一番の原因は私の身体疾患が悪化してしまったこと、それに伴い精神的な症状も悪化、編集者の方々への不信感、商業作家としての未熟さ…など書き出せばきりがないのですが、今冷静に振り返ってみると「誰が悪いではなく様々なトラブルが重なってしまい現状が悪化してしまったのだ」と捉えています。こういう俗にいう”失敗”をしてしまった場合はその原因を自分に求めてしまいがちですが、どうしようもない外的要因があるのなら仕方がないのだと私は思います。それを無理やり自分のせいと捉えてしまう方が、非論理的ではないかと思うのです。そういった点でアドラー心理学はあまり好きではありません、そんな詳しく知らんけど… あぁ、こんなこと言ったらまた良く思われないんだろうな、とまだ他者の評価を気にしている自分に気づいたので、もっと好き勝手書いていきたいと思います。

ここからはネガティブかつセンシティブな感情を吐き出しているので、作品だけを純粋に楽しみたい方はご遠慮くださいますよう。

漫画から離れていた3年間、地獄のような毎日でした。脱毛症が悪化し頭髪はなくなり、発作の頻度が高くなり外出先で失神することもしばしば。一度発作が来ると2時間近く激痛にもだえ苦しみ気を失う…を繰り返し、しまいには全身に帯状疱疹のような発疹が出るようになり包帯を巻かないと服を着られないほどでした。そこまでの症状が出ていても検査で異常がなければ”健康”となるわけで、あらゆる大学病院からつっぱねられ「ストレスかもしれないから」と精神科へ回される始末。10歳の頃からこのループを繰り返しているとさすがに医療の在り方に不信感を抱いてしまいますし、病院に行くことそのものが大きなトラウマになります。「ストレスということは私が弱いからこんな症状が出てしまうのだろうか?」とどんどん自罰的になり、周囲の人間からも「”健康”なのになぜできないの?」という扱い方を受けるため自罰的思考はさらに悪化してしまうという悪循環。連載をこなせなかったのは自分のせい、健康になれない自分のせい、普通の生活ができない自分のせい… 思えば学生時代も同じ悪循環に陥り高校を中退したのですが、あの時と何も変わっていないことに気づいた途端「これが私の人生の答えではないか」とプツリと糸が切れたような気持になりました。高校を中退した後は「人と違う身体や性質を持った自分でも何かできることをやっていかないといけない」と自分自身をなんとか奮い立たせ心理士資格をとりながら漫画家を目指したりとそれなりに努力をして可能性を模索し、有難いことに仕事として連載を持たせてもらうところまで行きました。けれど結局は同じ結末になってしまった、やはりどれだけ努力してもこの悪循環から逃れられることはできないのではないか、そうならばこの悪循環から逃れるには「死」しかないのではないか。その結論に至るのは至極自然なことのように思えました。この頃には正常な思考はもうできず、一人暮らしの上、友達も知り合いもいない私は生活も破綻していきました。こういう時に友達や家族の支えって大切なんですね、止めてくれる人がいないとどこまでも破綻していってしまう、結局今も全然友達いないけど… 正直死ぬか法を犯して逮捕されるかの2択というくらい破綻していたので、今こうして連載までしているのが信じられないなんて当たり前ですね。私は精神的に非常に敏感で感受性が強すぎる部分があることは幼いころから自覚していますが、あの破綻状態から立ち直ったと考えるとむしろものすごく強い精神の持ち主なのではないか…と自分の極端な2面性に恐ろしくなる時があります。

立ち直るためのきっかけはたくさんあったと思いますが一番大きなものは良い病院と巡り会えたこと、そして両親との関係が修復したことの2点ではないかと思います。病院への拭い去れない不信感の中最後の頼みの綱として赴いた大学病院で非常に信頼できる医師に出会うことができました。「そこまでの症状があるのにストレスだけを原因と捉えるのは間違っている、あらゆる方法を試すべきだ」と言ってもらえたとき「ああ、私が悪いのではないのだ、私のせいでこんな症状が出ているわけではないのだ」と子どもの頃から抱えていた重荷が随分軽くなった気がします。結局未だに原因はわからずじまいなのですが「里吉病」とう非常に珍しい病気の一種ではないかとのことで、今も通院を続けています。その医師は転勤してしまったのですが。また精神面でも、相性のいい心理士の方に出会うことができ、たまにカウンセリングや心理療法(主にEMDR)を受けるようにしています。これも特に効果があるというわけではないのですが、私の症状を安易な病名に当てはめず個人として理解しようとしてくれる人がいるというのは非常に心強いです。両親もそれまでなんとなく気づいていたであろう私の異常性…とうか特異性というか、他人と違う人間であるという事実を受け止めるきっかけになったようで、今では気兼ねなく会話することができるようになりました。これが孤独を和らげる大きな一因になったかなと思っています。この2点の改善により、過度に自分を責める思考がだいぶ緩和されたように思います。

あくまでこれは他人に言える範囲内の出来事で、他人に言えないような出来事もたくさんありました。情けないことも恥ずかしいこともしょうもないことも今でも腸煮えくり返ることも。正直今冷静になって考えても自分の人生の結論は「死」でしかないのですが、どうせ死ぬならその前に自分の存在が少しでも今苦しんでいる方のためになればいいなと思い、そうすると自然と漫画を描く流れになっていきました。なので、このどうしようもない自分語りもその一環として、一人でも二人でも苦しみを紛らわす役に立ててもらえたら嬉しいです。

普通になれなくても仕方がない、私のせいじゃねぇんだから!むしろ世の中が私に合わせろや!-…という精神でもう少し生きていきたいと思います。

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